太田家住宅

昭和48年2月23日国指定 重文(建)
所在地 多良木町大字多良木字中仁原
 太田家は、かつて相良家の家臣として人吉に住んでいたが、後に多良木村に移り農業と酒造業を営んだと伝えられる。
 建築年代は、形式、手法からみて19世紀中頃(江戸時代末期)と考えられる。建物は寄棟造、茅葺の屋根を2ヶ所折り曲げ、前後に突出部のある曲屋風の外観を持っている。「ざしき」「あらけ」の部分と「だいどころ」「どうじ」の部分の棟を平行にし、前後にずらし「なんど」の部分でつないでできた寄棟造から発展した型の一つと推察される。構造は、上屋(うわや)、下屋(げや)の別はなく、さしもの梁は太いが柱は細く、小屋は扠首と棟束の併用、壁は板壁で、谷樋には凝灰岩を使用している。
屋根を折り曲げた型の民家のうちでは発展した形態を示し、人吉球磨地方の鈎屋の民家を代表するものとして指定されている。

青空の下多良木町大字多良木字中原に建つ太田家住宅の写真。
太田家住宅内の居間の写真。奥行きのある一面畳の部屋となっている。
太田家住宅内のあらけと言う客間の写真。

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

多良木町 企画観光課 歴史観光係
熊本県球磨郡多良木町大字多良木1648
電話番号:0966-42-1257(直通)
ファックス番号:0966-42-2293

メールフォームによるお問い合せ

このページが参考になったかをお聞かせください。
質問1
このページの内容はわかりやすかったですか?
質問2
このページは見つけやすかったですか?
質問3
このページには、どのようにしてたどり着きましたか?


質問4
質問1及び2で、選択肢の「3.」を選択した方は、理由をお聞かせください。
【自由記述】
この欄に入力された内容について、回答はいたしませんのでご了承ください。
町役場へのお問い合わせは、各ページの「この記事に関するお問い合わせ先」へお願いします。